(この記事は2025年7月27日に更新されました。)
「バンクーバーってどんなところ?」
「中心地での楽しみ方を知りたい」
「空港からダウンタウンへの行き方を教えて!」
「治安が心配だけど一人で観光しても大丈夫?」
近年ワーキングホリデーや留学先として人気の高いカナダ。
そんなカナダの都市としてバンクーバーの名前が真っ先に思い浮かぶ人も多いでしょう。
今回はバンクーバーがどんなところなのか、そしてその中心であるダウンタウンエリアの観光スポットを解説していきます!
記事後半で空港からダウンタウンへの行き方や治安についても触れているので、是非最後までお付き合いください!
Vancouver(バンクーバー)ってどんなところ?

トロント、モントリオールに続いて第3の規模を持つ大都市バンクーバー。
海や山など豊かな自然が身近に感じられること、そしてその住みやすさから日本人を含む多くの外国人が移住先としてバンクーバーに移り住んでいます。
バンクーバーを擁するBC州はカナダの最西端に位置しており、カナダへ渡航する多くの人の玄関口になっています。
カナダという国はトロントやモントリオールのある「東部」からバンクーバーのある「西部」に向かって開拓が進められてきました。
その為バンクーバーという都市は比較的新しくできた街で、 “市” として認められたのは1886年のことです。
バンクーバーはカナダの中ではかなり温暖な気候ですが、毎年10月から翌年の4月頃まで雨季に入ります。
そのためバンクーバーに観光で訪れるなら雨季を避けて夏かその前後がオススメです!
特にバンクーバーの夏は日本ほど湿度が高くないので、かなり快適に過ごせます。
ダウンタウンのオススメの観光スポット
Downtown (ダウンタウン)というのは言わば中心地のことです。
今回はバンクーバーに訪れる人なら必ず立ち寄るであろうダウンタウンエリアの見どころ・楽しみ方をご紹介していきます!
Gastown (ギャスタウン)

まず始めにギャスタウンのご紹介です(ガスタウンと呼ばれることも)。
1867年に一人のイギリス人がこの地にやってきたことで町は発展を遂げ、現在のバンクーバーが築き上げられました。
石畳の道路やレンガでできた、19世紀を思わせる建築の数々は美しくどこか懐かしげで、ついつい見惚れてしまいます。
おしゃれな飲食店やアパレルが立ち並びますが、お土産屋さんが最も多いエリアでもあります。
立ち寄ったついでにお土産などの買い物をしておくといいかもしれませんね。
そんなギャスタウンで最も有名な観光スポットと言えばやはりスチームクロックでしょう。
Vancouverの象徴 “Steam Clock “ (スチームクロック)

日本のガイドブックや旅行サイトでは “蒸気時計” という名前で紹介されていることもしばしば。
この蒸気時計は1977年に建造されたもので、現在ではバンクーバーという町の象徴的な存在になっています。
15分に1回蒸気を吹き出しながら汽笛がなる仕組みになっています。
そして毎時0分には特別に通常よりも長くその演出があるので、多くの人が時計の周りで時刻が切り替わる瞬間を待っています。
バンクーバーに到着したら真っ先に蒸気時計の写真をSNSに投稿する人も多いですね!

夜はイルミネーションと蒸気が幻想的に見えて綺麗です。
実はこの蒸気時計の作者が作った姉妹関係のある時計が北海道の小樽にもあるとのこと。
機会があれば小樽の蒸気時計も訪れてみたいですね!
Chinatown (チャイナタウン)

19世紀後半に作られたバンクーバーの中華街。
日本の中華街のように飲食店や食べ歩きが盛んというわけではなく、どちらかというと中国からの輸入食品を現地の中国人に販売するお店が目立ちます。
撮影スポットとしては “Millennium Gate” (ミレニアム・ゲート)という中華門と入場料無料の明朝式の庭園 “Dr.Sun Yat-Sen Public Park” (サン・ヤット・セン・パブリック・パーク)でしょう。
また旧正月には “China Town Spring Festival” というイベントが執り行われ、中国の伝統衣装を身に着けた人々がパレードを行ったり楽器の演奏をしたり、舞踊も見ることができます。

ギネスブックに載る “世界一薄いオフィスビル” とは?

チャイナタウンの中華門のすぐ近くに “Sam Kee Building” (サム・キー・ビル)という有名な建物がある。
この建物は何とギネスブックにも載っている【世界一薄いオフィスビル】なのです!
その幅、なんと178cm。 うっすい。
サム・キー・ビルディングがなぜこのような特殊な形で作られたのか、その歴史的背景も踏まえて観光情報をレポートした記事が別にあるのでこちらも併せてチェックしてみてくださいね!
チャイナタウンに行くことがあれば必見のスポットです。
Canada Place (カナダ・プレイス)

バンクーバーに来たことがない人でもカナダ・プレイスを見たことがあるという人は多いのではないでしょうか。
海に面する特徴的な形をした建物は船の帆をイメージして造られたものです。
通常は会議場として使用されていますが、カナダの大自然での遊覧飛行を4D映像で体験できる “Flyover Canada” というアトラクションがあったり、年越しの瞬間にはカウントダウンのイベントがあって対岸のノースバンクーバーから打ちあがる花火を眺めることができます。
また “Capilano Suspension Bridge” (キャピラノ吊り橋)というバンクーバー近郊の有名な観光地へのシャトルバスもここカナダ・プレイスの前に発着します。
Vancouver Lookout (バンクーバー展望台)

バンクーバーのあるBC州で最も高い地上177mの高層ビル “Harbour Centre Tower” (ハーバー・センター・タワー)にある展望デッキ。
展望デッキ自体の高さは地上167mでバンクーバーの街並みや海、遠くの山を一望できます。
営業時間は毎日9:30から19時。
昼も夜も違った景色が広がっていてとても綺麗です。
Vancouver Lookout (バンクーバー展望台)のホームページはこちら
English Bay (イングリッシュベイ)
ダウンタウンの西側に位置しており、バンクーバーで最も人気のあるビーチです。
ランニングをする人がいたり本を読む人がいたり、とにかく多くの人がこのビーチで各々の時間を過ごしています。
また季節ごとに様々なイベントがイングリッシュベイで開催されます。
夏には花火大会、年始には “Polar Bear” (ホッキョクグマの意)という寒中水泳と音楽ライブ(無料)を楽しむことができます。
ここイングリッシュベイには写真撮影のスポットとして有名な2つのオブジェがあるので紹介します。
A-maze-ing Laughter (アメージング・ラフター)

2009年に中国人アーティストによって作成・設置されたブロンズ彫刻の集まりです。
彫刻の高さは約3m, 全部で14体設置されています。
彫刻は笑いながら様々なポーズを取っており、そのポーズを真似して記念撮影をする観光客がちらほら。
せっかくなのでポージングを決めてみて記念撮影をしてみましょう!
Inukshuk (イヌクシュク)

ビーチを散歩していると突如現れる巨大な積み石。
これはイヌクシュクというもので、紀元前2400万年ほど前から北米西海岸で行われていた大昔の文化を再現して設置されたものです。
このイヌクシュク自体は1989年にバンクーバーで行われた万国博覧会で展示していたものを移設したのだそうです。
イヌクシュクはトーテムポールと並んでカナダを象徴するものなので、イングリッシュベイに訪れたら是非一度訪れてみましょう。
Stanley Park (スタンレーパーク)

カナダを代表するバンクーバーの都市公園です。
海に半島のような形で浮かぶこの公園は自然と都市の両方の景観を楽しむことができます。
またVancouver Aquarium という水族館も併設しておりこちらも人気の観光スポットです。
スタンレーパークについては詳しく解説している他の記事がありますので、こちらを読んでみてください!
空港からダウンタウンまでの行き方

YVR(バンクーバー国際空港)からダウンタウンへのアクセスをご紹介します。
空港の天井などに案内のある「Train to City」の標識に従って “Yvr-Airport” という鉄道駅を目指して歩きます。
(※この電車をスカイトレインと言います。)
駅に着いて改札を通ったら約4分おきに来る “Waterfront” 行きの電車に乗り、終点の“Waterfront” 駅で降車すれば無事ダウンタウンに到着です!
ダウンタウンの治安
バンクーバーは治安が良くて住みやすいということで世界的に評価されてきましたが、近年は治安の悪化が問題視されています。
特にチャイナタウンと “Hastings Street” (ヘイスティングス・ストリート)の治安は良くありません。
チャイナタウンに行くときは必ず日中に!
ヘイスティングス・ストリートへは仮に日中でも行くべきではありません!
その他の地域でも基本的に夜間の一人歩きは推奨しません。
過度に恐怖する必要は無いですが、適度に警戒しながら観光を楽しんでください!
まとめ
以上、ダウンタウンの主要観光スポットのご紹介でした!
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
Sozoro