【プーティン完全ガイド】カナダ発の絶品B級グルメ!有名店からレシピまで徹底紹介

生活

カナダのソウルフードとして知られる「プーティン(Poutine)」。

サクサクのフライドポテトにグレイビーソースとチーズカードがとろける、シンプルながら中毒性のあるこの料理は、カナダ人の心をつかみ続けてきました。

この記事では、プーティンの発祥・歴史・文化的背景から、レシピ、有名店まで、徹底的に調査していきます!

プーティンとは?シンプルなのに奥深いカナダの国民食

カナダ国旗

「プーティン(Poutine)」とは、フライドポテトの上にチーズカードをのせ、さらに熱々のグレイビーソースをかけた料理です。

チーズカードって?と聞き慣れない人もいるかと思いますが、これは牛乳が固まってできたもので、チーズの元とも言える食品です。

とろけたチーズとソースがフライドポテトに染み込み、ボリュームも満点。カナダではファストフード店から高級レストランまで、あらゆる場で親しまれています。

一見B級グルメのようですが、そのルーツや文化には深い背景があります。

プーティンの発祥と歴史

プーティンの起源は1950年代後半のケベック州とされています。

ケベックの街並み
ケベックの街並み

もっとも有力な説は、ケベック州の田舎町ウォリック(Warwick)にあるレストラン「Le Lutin Qui Rit(リュタン・キ・リ)」にて、ある日常連客が「フライドポテトにチーズカードを混ぜてくれ」と頼んだことが始まりだったとされています。

フライドポテトとチーズカード、グレイビーソースがぐちゃぐちゃに混ざった様子を形容して「poutine(フランス語でごちゃ混ぜ)」と名付けられたそうです。

※カナダのケベック州はフランスの領土だった時代があり、現在でもカナダの公用語の一つとしてフランス語が盛んに話されています。

当初はチーズとポテトのみでしたが、数年後にグレイビーソースが加わって現在のスタイルに。

プーティンは1990年代にはケベック全体、さらにカナダ全国に広まりました。

カナダ人にとってのプーティンとは?

プーティンは、単なるファストフードにとどまりません。

ケベック州を中心に、カナダ人のアイデンティティの一部として認識されているほど、強い愛着を持たれています。

たとえばカナダの大手チェーン「Tim Hortons(ティム・ホートンズ)」や「A&W」などでも定番メニューとして提供されており、「深夜のシメ」、「寒い冬の日のお供」、「イベントフード」として親しまれています。

自宅で簡単!基本のプーティンレシピ

家で手軽にカナダ気分を味わいたい方のために、最も簡単なプーティンのレシピをご紹介します。

材料(2人前)

冷凍フライドポテト … 300g

チーズカード(なければモッツァレラで代用可) … 100g

市販のグレイビーソース(ビーフまたはチキン) … 200ml

黒コショウ … 適量

作り方

フライドポテトをでカリッと揚げる

揚がったポテトにチーズカードをたっぷり乗せる

熱々のグレイビーソースを上からかける

黒コショウを振り、お好みでパセリやベーコンをトッピングして完成!

※チーズカードが入手困難な場合はモッツァレラで代用可能です。

カナダでプーティンを食べるならココ!おすすめの有名店2選

カナダには絶品のプーティンを味わえる名店が数多く存在します。

ここでは特に人気の2店のみを厳選してご紹介します。

【La Banquise(ラ・バンキーズ)|モントリオール】

プーティン専門店ラ・バンキーズ
店前の行列

カナダで最も有名なプーティン専門店のラ・バンキーズ。

なんとこちらのお店は24時間営業なんです!

日本の感覚だとフライドポテトのお店で24時間ってなかなか考えづらいですよね。

プーティンがまさにカナダの国民食であることを証明しています。

以前19時半頃に行ったときはお店の外にまで行列ができていて、会計を済ませてプーティンを受け取るまで20分以上かかりました。

お店のすぐ近くにはイスとテーブルがある大きな公園もあるので、あえてテイクアウトにして外で食べるのもちょっとしたピクニック気分で楽しいです。

グレイビーソースが想像していたよりすっきりとした味わいで、食べる手が止まらない魔性のプーティンです。

プーティン専門店ラ・バンキーズのプーティン
持ち帰りで注文。

30種類以上の創作プーティンが楽しめる老舗でカナダ最高のプーティンを楽しんでみてはいかがでしょうか?

La Banquiseの公式ホームページはこちら

【La Belle Patate (ラ・ベル・パテート)|バンクーバー】

プーティン専門店ラ・ベル・パテートの看板

ケベック州出身のオーナーが作る本格プーティンをバンクーバーで食べられちゃいます!

色んなところでプーティンを食べましたが、評判通りバンクーバーではここが一番おいしいです。

たっぷりのグレイビーソースはさらさらとしていながらも程よいとろみがあり、フライドポテトに馴染みが良いです。

カードチーズも新鮮でしっかりとした食感が食べ応え抜群です。

プーティン専門店ラ・ベル・パテートのプーティン
有り余るほどのグレイビーソースが嬉しい

店内は清潔感が保たれつつも昔ながらのダイナーといった様相で、カナダ在住者にとっては落ち着く場所ですし観光客の方にとってはワクワクできる場所です。

月曜日が定休で日曜日は19時まで、それ以外の曜日は深夜まで営業しています。

プーティン専門店ラ・ベル・パテートのホットドッグ
ホットドッグも美味しかったです

La Belle Patateの公式ホームページはこちら

まとめ

プーティンは、単なるジャンクフードではなく、カナダの歴史と文化が詰まった料理です。

フライドポテト、チーズカード、グレイビーというシンプルな構成ながら、食べる人を魅了し続ける深い味わいと、どこか懐かしさのある温もり。

もしカナダを訪れる機会があれば、ぜひ現地で本場のプーティンを味わってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

Sozoro

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