(この記事は2025年8月21日に更新されました。)
今回はカナダのケベックを1日で観光してきたので、その時の観光ルートを時系列順に分かりやすくお伝えしていきます!
私は今カナダ・アメリカ旅行の最中で、現在5日目、ケベックは3都市目になります。
1日目の記事はコチラ(バンフ・カナディアンロッキー)
前回(4日目)の記事はコチラ(モントリオール)
ケベックってどんなところ?
カナダのケベック州の州都で、「カナダの古都」や「北米のパリ」などと形容されています。
建築や食文化など至る所でヨーロッパの風情を感じさせ、公用語としてもフランス語が使用されています。
ケベックとモントリオールとの違いは?
少しややこしいのですが、ケベックもモントリオールも「ケベック州」の中の街なのです。
今回紹介するケベックは「ケベック州」の中にある「ケベック」という街。
そして同じ「ケベック州」の中に「モントリオール」という街があるのです。
ケベックは州でもあり、その州の中の小さな街のことでもあるんですね。
どちらの街も観光資源に富んでいて魅力的ですが、モントリオールの方が街としては大きいです。
筆者の所感
ケベックは観光の見どころは多いですが、その全てが密集していて徒歩で周ることができます。
そのため観光の所要日数は1日、お店などをゆっくり見て周りたい場合でも2,3日あれば十分でしょう。
カナダの中では治安が非常に良く、落ち着いて観光を楽しむことができます。
ケベック観光
ケベックへ到着
まず滞在中のモントリオールからケベックへと移動します。
6:25AM にMontreal Central Station(モントリオール中央駅)を発車するVIA鉄道でケベックまで向かいます。
オンラインでチケットを購入後に送られてくるE-mailに「出発時刻の45分前に駅にいることを推奨します」と記載があったので駅に着いたのは早朝の5:30AM

3時間半の鉄道旅行を経て9:52AMにGare du Palais (VIA鉄道パレ駅)に到着しました。
なお鉄道料金は$49.44でした。
アッパータウン観光
ケベックは高台の上に位置するアッパータウンと高台の下の川沿いに位置するロウワータウンに分かれています。
アッパータウンはかつて要塞都市としての役割を果たしており、教会や政府機関などが集まる荘厳な雰囲気があるエリアです。
La Basilique-Cathédrale Notre-Dame de Québec (ノートルダム大聖堂)

パレ駅から徒歩で市街地までアクセスが可能です。
15分ほど歩いて時刻は10:10AM
ケベックのノートルダム大聖堂にやってきました。
モントリオールにあるノートルダム大聖堂の方が規模は大きいですが、こちらは金色の装飾が絢爛豪華で一見の価値アリです。
なお入場料・見学料は無料です。
観光の所要時間は15分ほどでした。
Place d’Armes (ダルム広場)

ノートルダム大聖堂の目と鼻の先にあるのはダルム広場です。
アッパータウンの中心とも言えるこの場所からは、待ち行く人や建築物がよく見えます。
しばらく佇んでいるとケベックという街の雰囲気がなんとなく分かってきたような気分になります。
広場の中にあるベンチに座って15分くらい休憩しました。
お次は広場からすぐそこに見える遊歩道に行ってみましょう。
Dufferin Terrace (デュフラン・テラス)

デュフラン・テラスはアッパータウンの崖の上に作られた遊歩道で、ロウワータウンの街並みとセントローレンス川を見下ろすことができます。
大道芸等のパフォーマンスが行われていることもあり、非常に賑やかで開放的な気分になれる場所です。
Fairmont Le Château Frontenac (シャトー・フロンテナック)

ケベックのシンボルとなっている高級ホテルで、その名にシャトー(フランス語で城)の名を冠する通りまるでお城のような外観となっています。
1つ前で紹介したデュフラン・テラスからは間近にシャトー・フロンテナックを撮影することができます。
Pierre-Dugua-De-Mons Terrace (ピエール=デュグア=ド=モン テラス)

シャトー・フロンテナックの南に位置する小高い丘で、ここからセントローレンス川とデュフラン・テラス、シャトー・フロンテナックを一望できます。
ケベックらしさがギュッと凝縮された写真を撮ることができますね!
“Pierre-Dugua-De-Mons” というのは人物名で、フランスからカナダに渡ったケベック創設における立役者の一人なのだそうです。
20分ほど散策して現在の時刻は11:40AMです。
一度ダルム広場の方へ戻り、Parc-Montmorency(モンモランシー公園)を通ってロウワータウンの観光へと移ります。
ロウワータウン観光
アッパータウンに対してロウワータウンは商業や交易で発展した町で、その面影は現在でも「北米最古の繁華街」として残っています。
ショップや飲食店も多く、観光に適したエリアです。
Escalier Casse-Cou (エスカリエ・カス=クー)


英語では “Breakneck Staircase”, 日本語では “首折り階段” と訳されるこちらの階段はアッパータウンとロウワータウンを行き来する際に最も利用される階段です。
この物騒な名前は階段の急な角度とその狭さから、1960年代後半頃にイギリスのツアーガイドによって付けられました。
しかし実際にこの階段で誰かが大けがを負った事例は無いそうなので、安心して大丈夫そうです!
Place Royale (ロワイヤル広場)

ロウワータウンの中心地にある広場です。
地面は石畳で舗装され、周辺の建物は教会もお店も全て石造りでできており、まるで別の世界に迷い込んでしまったかのよう。
ここをロウワータウン観光の起点として散策を進めていきます。
Quartier Petit Champlain (プチ・シャンプラン通り)

「北米最古の繁華街」と称されるプチ・シャンプラン通りは、細い路地に観葉植物やカラフルな装飾が施された石造りの建物が立ち並び、その中で多くのカフェやブティック、ギャラリーが営業しています。
韓国ドラマ『トッケビ』ロケ地の “Goblin Red door”

プチ・シャンプラン通りにあるこちらの赤い扉。
大人気韓国ドラマ『トッケビ』のロケ地として日々多くの観光客が訪れています。
実際はTheatre Petit Champlain(プティ・シャンプラン劇場)の非常扉だったそうですが、現在ではすっかり有名な観光スポットになりました。
人通りが多く狭い場所にあるので、ゆっくり撮影したい場合は早朝や夕方など人通りの少ない時間帯を狙うといいでしょう。
カナダ名物 “Maple Taffy” (メープルタフィー) を実食!


時刻は昼の12時半ですが、夏の暑さのせいかあまり食欲がわきません。(現在7月末)
そんな時にプチ・シャンプラン通りに何やら涼しげな食べ物を発見!?
そうです、これはカナダ名物の「メープルタフィー」というお菓子です。
1本$3なので食べ歩きに丁度いいですね。
メープルタフィーについてはこちらの記事で詳しく取り上げています。
今回行ったお店はコチラ
La Petite Cabane à Sucre de Québec
宿にチェックイン
一通りの観光を終えて時刻は1:00PM.
本日の宿「Auberge Internationale de Quebec」でチェックインを済ませます。
個室もあるようですが私はホステル利用をしました。
ブッキングドットコム経由で予約をして一泊$60.93でした。
共用部分が充実していて、広々としたキッチンとダイニング、またチェスをはじめとしたボードゲームやギターなど、宿での滞在中も存分に楽しむことができそうです。
宿で少し休憩を取って再び街へ繰り出します。
Rue Saint-Jean (サンジャン通り)

しっかり休憩を取って5:30PM
お次は市街地の中でもより賑やかなメインストリートの散策へと向かいます。
サンジャン通りはロウワータウンのプチ・シャンプラン通りと比べて道路幅が広く人々の交通量も多いので非常に活気づいています。
ローカルカフェで一息

サンジャン通りを歩いていると宿で同室だった韓国人とオランダ人にばったりと遭遇。
聞くとこれからカフェに行くということだったので、ご一緒させてもらうことにしました。

“Cantook Micro Torréfaction” というカフェにやってきました。
1時間ほど外の席で話していたでしょうか。
彼らから「これからジャズバンドの演奏を聴きに行くけど一緒にどうだい?」とお誘いを受けましたが、実は私には行かなければならない場所があるのです。
「行けたら行くわ」という日本古来の技を披露して、私が向かったのはとあるレストランでした。
夕食 「Le Lapin Sauté」(ル・ラパン・ソテ)

ケベックで一番人気のレストランと言えばここ「Le Lapin Sauté」で間違いないでしょう。
プチ・シャンプラン通りに位置するこちらのお店はウサギを使った料理が名物で、昼も夜も多くのお客さんで賑わいます。
私は念のためオンラインでテーブル予約をして訪問しました。時刻は8:00PM.
注文したのは「鴨肉のソーセージとウサギのもも肉のカスレ」と「ウサギの肝臓と腎臓のサラダ」、他ドリンク数杯です。



味も量も大変満足です。1時間ほどゆっくり食事を楽しみました。
金額はトータルで$99.16と納得のお値段。
Rue du Trésor (トレゾール通り)

食後に少し散歩をして帰ります。
ノートルダム大聖堂の向かいにある小さな路地のトレゾール通りにやってきました。
日中はアーティストたちが通りに絵を展示して販売しているそう。
しばらく付近を散策してから宿に帰りましたが、夜のケベックも雰囲気が最高にいいですね。
6日目へ
今回のケベックでの旅行費用の総額は$227.14でした。
モントリオールからケベックへの鉄道代 $49.44
ホステル宿泊料金 $60.93
カフェ $5.22
メープルタフィー $3
ディナー(ウサギ料理) $99.16
交通費 $9.39
明日はケベック・ジャン・ルサージ国際空港(YQB)からトロントのピアソン国際空港(YYZ)に向けてフライトします。
※ケベック市内から空港、または空港からケベック市内への行き方は公共バスを利用します。